印刷用の画像データとデジカメ画素数〜2〜

引き続き画素数と印刷についてお話しましょう。
例えば約1000万画素という画像データの場合はどうでしょうか?
1000万画素は大体3648ピクセル×2736ピクセル(10M)というサイズになります。
画像編集用のグラフィックソフトPhotoshopでピクセルサイズを入れてどれくらいの大きさで印刷可能か調べてみましょう。

10m.jpg

オフセット印刷をするには1インチ当たり350dpi〜400dpiの解像度が必要となります。dpiというものは??聞き慣れない言葉ですが、Dot / inchの略なので1インチあたりに350個の点が並ぶということです。
ちなみに新聞の折り込みのカラーチラシに目を近づけてよ〜く見てみてください。出来れば虫眼鏡で見ればよくわかると思いますが、4色の小さな丸い点々の集まりで色ができていることに気がつくと思います。

1000万画素で撮影した場合はオフセットカラー印刷では幅264.74mm、高さ198.56mmの大きさで印刷できます。大体B5版くらいの大きさです。

kao01.jpg

ではインターネットの画面上ではきれいに見えている
前回の女の子の画像の場合はどうでしょうか?
この画像は幅450ピクセル、高さ625ピクセルあります。

425-626pix.jpg

解像度を350dpiにしてみると幅32.66mm、高さ45.36mmと大変小さいサイズでしか印刷できないことになってしまします。

kao_insatsu.jpg

実際に印刷される原寸はこの大きさです。
ですから、デジカメで撮影した画像をA4版くらい目一杯に使いたい場合などは最低でも1000万画素以上のサイズで撮影しなければなりません。

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