マロニエの並木道でシャンソンを聴く 其の七

自然界の木の実の中で一番渋味が強いと言われる栃の実の渋抜きがこれから始まる。この作業を一つ一つやり遂げることで美味しい栃餅ができ、先人の知恵を学び受け継ぐことに面白味があると思う。それでは早速始めよう。
皮を剥いた栃の実をボールに入れ、熱いお湯をその中に注ぐ。お湯が冷めるころになると水の色は、シブだしされ黄色になる。水をすて、また新しいお湯を注ぐ。このお湯の交換を一日5回くらいくり返し、2月9日〜11日の3日間続けた。しかし、水に色は残りなかなかシブは抜けきらなかった。お湯の入替えではなく、網の袋に実を入れ川の流水に漬けるながらシブを抜く方法もある。

sibu.jpg

カテゴリーBLOG