マロニエの並木道でシャンソンを聴く 其の九

2月15日に布団に寝せていた栃の実は、どのようになったか開いてみた。木灰にまぶされた実には、温もりがのあった。アルカリ性の炭酸カリウムが主成分であるため、それがアク抜きを促進する。手に触れるとぬるぬるし、鼻をつくカリウムの臭いがした。
これで困難と未知の好奇心を誘い込んだ栃の実アク抜き作業は終了した。後は灰を落し実を水洗いすれば、餅をつくだけである。前日(14日)から寒波が押し寄せ吹雪の一日だった。そのため我が家の水道管が凍結してしまい、水が使えない。それでやしんぼ〜の会(後述)3人に手分けして水洗いしてもらう。2日間寝かせ(1日でよいかも知れない)ていたので、実が柔らかくなり勢いよく洗うと解け小さくなった。一粒一粒ていねいに洗ってもらいご苦労さん。
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アク抜き(なぜか苦味は残っている)された栃の実

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