ミツバチ日記  No.2

ミツバチを飼育すると約一週間に一度、巣箱の中を点検しなければならない。女王蜂が1匹必ずいるか。卵、幼虫の生育状況。蜂蜜、花粉の収集量などを巣箱を開きながら点検していく。私は一番この作業に気が引ける。何故ならミツバチに刺されないよう白い服、帽子、面布、手袋、長靴を身に付ける。養蜂を始めた頃は巣箱を手荒く扱うと蜂に刺され、途中で逃げ出せなく痛みとかゆみ、冷や汗と夏の熱さで頭がくらくらした。ミツバチにとっては侵入者に対し、威嚇攻撃するのは本能だし「蜂の一刺し」というように刺し針はカギ型になっているから、腹の内臓が飛出しミツバチにとって一生を尽きるからやたらに命を粗末にしない昆虫である。
蜜源植物の花が咲き始めるこの時期、女王蜂1匹とオス蜂300匹、働き蜂(雌蜂)2万〜3万匹で一つの群れを形成している。

働き蜂が巣箱からはみ出している。


巣箱の上にもう一段継箱をのせた。

じゃがいもの植付け

連休中は、じゃがいもの植付けをすることが大きな楽しみの一つだった。インカのほほえみ、アンデスレッド、インカのめざめ、男爵の4種類の種芋たちは順調に発芽し植付けができるまでになった。じゃがいもは「貧者のパン」言われるくらい戦争、自然災害などで食糧難に陥った人々の食を支えてきた。また、荒れ果てた土地でも3ヵ月余で一定量の収穫が望める、たくましく頼りになるじゃがいもである。例年より2倍の畝に1個1個、植付けを済ました。

イチゴの花

ゴールデンウィークは晴天と気温上昇に恵まれ、イチゴの花が咲き始めてきた。雪消えの4月に保温と遅霜防止のため、トンネルの中で1ヵ月近く生育してきた。5月3日、20℃以上の気温でイチゴの葉が部分的に灼けてしまい、あわててビニールを剥ぎ取った。白い花弁が風に揺れミツバチが訪ねて受粉する。