経験の浅い私なので、野菜作りの手ほどきを篤農家や師と仰ぐ人からアドバイスをいただくことも多い。トウモロコシの葉は横に広がるので苗の向きを畝に対して垂直に植えることや、根の張りを深くするために水はやらない方が良いなど、畑に案内し親切丁寧に現場指導してくれるので本当にありがたく思っている。経験豊かなお年寄りは、惜しみなく野菜作りの手ほどきを親切に教えてくれる。
先日、同級生の友人のお父さんから、「野菜苗が余ったから植えてくれないか」とカボチャ、八つ頭、枝豆など10数本の苗と一緒に、栽培法などを詳しく書いたメモが添えれれていた。千葉に住む友人が5月の連休に帰省し、彼の家でお父さんも含めて酒を酌み交わしたことがあった。話題が野菜作り移ったとき、「こんど野菜の苗が余ったら届けてやる」と話していたことを思い出した。忘れないで届けてくれた苗は、種から育てポットの中でシッカリ根を張り太く、しっかりしていた。八つ頭は始めての栽培だし、枝豆、カボチャはうまい品種だと自慢していたから収穫時を楽しみにしている。
10年前から近くの小学校の脇で、地域の人たちが野菜を直売している。地場野菜のほうれん草、ネギ、苺などががようやく収穫できるようになり、今年も6月4日に直売所が開設された。住宅分譲地に移り住む人たちが増え毎日にぎわっているようだ。1っヵ月ほど前、その直売所を運営している一人の方から、看板を制作してほしいと頼まれた。いつものようにのんびり構えていたら、注文者から催促され開店1週間前の5月30日にあわてて設置した。
パーマーカルチャーについて関心のある人が、訪ねてくることがある。不耕起栽培の野菜作り、養蜂、養鶏などの循環型社会についての夢や希望を語り合うことは、知識を得る楽しい交流の場でもあるのだ。