走ることについて

ゴール3キロ地点の表示が目に入ると、40キロの距離を走ってきた肉体は、股と踵に痛みが走り意識は自己目標時間へ向かう以外思考能力はなっかた。しかし、トンネル手前からサックスフォーンの音楽が聴こえてきた。300メートル先のトンネル出口には、一人のサックスフォーン奏者のシルエットが確認できた。トンネル内は、浜風の潮の匂いも初夏の日射しも遮り、ひんやりとした薄暗い空気が灼た体を包み、響き渡る音楽によってゴールへと背中を押してくれた。わずか3分の間に「潮風マラソン」に挑戦した意義や、トレーニング中のことを省みるのに十分だった。

朝5時過ぎに大会会場に到着


フルマラソンの受付を済ます


続々とランナーが集まりストレッチをしていた


スタート30分前


表彰式の様子


ゴール! 後方に見える山は米山
昨年に続き2回目の参加。最後のランナーがゴールするまで応援を続けてくれ、スッタフの対応が素晴らしい。またコース地点の地元の応援もユニークでランナーにとって走力をよみがえらせてくれるすばらしい大会だと思っている。