雪と風のはざまの中で
おまえは固い繭にこもり
ひたすら春の兆しを信じながら
夢をみている
雪に叩きつけられ
抑えつけられても
おまえは黒土の温かさを
記憶している
繰返される自然の営みと
いのちの気配に
おれは耳をすます
今朝の積雪は今シーズン一番の積雪だった。
私の住む雷土新田は、8年前からゆく年くる年に雷神社境内の巨木、ケヤキのライトアップをしている。樹冠が粉雪に包まれると真新しい繭に包まれてように神秘的だ。
雪国に暮らす人々は、黙々と雪に耐え、ある時は戦う。しかし、雪と自然の造形美に出会えると一息つける。
さあ、春への足音は確実に一歩前に近付いている!