干した栃の実の鬼皮を剥く作業に移る。その前に、乾燥した実を水に漬け戻さなければなりません。年が明けた1月12日、一升の実を玉ねぎが入っていた網の袋にいれ流水に5日間漬けた。長岡に栃の実がある情報を提供してくれた湯之谷地区大沢に住む友人Hさんの家は、冬期間消雪のための井戸水が豊富に流れている。その流水に実を晒させてもらうことにした。雪の降る冷たい水温なのに、栃の実は息を吹き返したように収穫した時のみみずみずしさを回復していた。
次に、固い皮をふやかす(柔らかく)ために、熱湯に入れ自然にさます。今回反省点として、鍋に水と実を入れ30分ぐらい煮詰めてしまった。皮はふやけたが実も柔らかくなり、つぎの行程の皮むきの時、実が細かく崩れてしまった。
ストーブの上で2つの鍋に分けて杤の実を煮る。実が柔らかくなり失敗する。